top of page
検索


「ヒグマの物語」を終つて
本年も、「私のひとり言、ブログ」を読んでいただき、有難うございます。 本州では、まだ熊の出没が終息しませんが、北海道のヒグマは、ほぼ冬眠に入っしまったようで、道内のヒグマ騒動は、聞こえて来ません。只今、道内の山々に、推測12000頭のヒグマが深い眠りに入っています。この秋世間を騒がせたヒグマは、報道で推測する限りせいぜい数十頭ではないか。 私は、この物語で、「やまびこ通信」と言う仮説をたてて、北海道のヒグマ、本州のツキノワグマには、種の生存をかけた情報伝達、集団行動のネットワークがあると感じました。 最近は、動物・植物それぞれの集団行動を不思議な未知の自然現象として、テレビ番組で視聴する機会が増えて来ました。熊の世界にも、生存の危機に「やまびこ通信」があるべしと推測するのは、自然と思います。 今年は、山里、郊外住宅地から都市の中心部まで、入りこんでくる現象は、熊の生存組織機能が、相談し、命令して動かしているのではないか。 人間の側の分析は、気候変動、温暖化、山の実に凶作などを挙げ、熊の生存域を脅かす自然破壊の限りを尽くした加害者人間の責任はほとん

公彦 漆
2025年12月27日読了時間: 3分


「母さんの第二作戦」熊は、山奥に戻れるか
母さんは、鹿の話をしてくれた。 鹿は山奥にも、人里にもたくさんいる。熊の何倍もいて、しょっちゅう僕たちの前で、木の実を食べている。追い払っても、直ぐ戻ってくるので捕まえようとするが、するっとかわして逃げられるので、森の中で捕まえることは難しい。 僕も母さんが死んだ鹿の肉をくわえてきて、食べさせてくれたことが在った。鮭よりは、うんと旨かった。 熊は皆、鹿がすばしっこいので、獲るとることを諦めている。鹿の肉がうまいのは、皆も知っている。よく人間が掛けた罠につかまった鹿を食べている。 熊は、親子で獲物を捕ることはあっても、狼のように集団で鹿を襲う方法はしたことがない。目の前にこんなにいい獲物があるのだから、皆で、チームを組んで、捕まえることを相談しよう。 若い熊は、皆頭がいいから、やれると思う。今から作戦を考えて、冬眠から醒めたら早速やってみよう。 人間は、僕たち若者を、アーバンベアと言って、怖がっているから、しばらく山の中で特訓だ。 母さんは「危険な人里より、山の奥で鹿を捕まえるほうが、よっぽど安全だ」と、僕も賛成だ。 また、母さんは僕に話しかけた。

公彦 漆
2025年12月18日読了時間: 3分


「やまびこ通信」は存在するか
母さんは、父さんが帰ってこなかったので、相変わらず狭い穴倉で、ゴロゴロ寝返りがうるさい。まだ雪が少ないので、毎晩外に出て、おおきな声で叫んでいる。僕は「やまびこ通信」だと直ぐ分った。何を言ってるか、母さんは、結構大胆なことを考えて居る。 「やまびこ通信」は、今「やまびこネットワーク」になっている。 「やまびこ作戦」だ。なんかドキドキして来た。僕も仲間に入れてほしい。 母さんは「やまびこ通信」で、熊の仲間の団結を呼びかけているのだ。 「来春、人里は一段と人間の警戒態勢が厳しくなる。不用意に個人行動で人里に入って行くと、鉄砲で撃たれる。相手は、猟友会のおじいちゃんではない。住民は、ウオーと脅せば逃げるばかりだから怖くない。だが一旦人間にケガをさせると、警察・自衛隊というプロ集団が出てきて、鉄砲を向けて、執拗に追いかけてくる。確実に殺される」と、真剣に仲間を心配している。南の国の「月の輪ぐま」にも届いているはずだ。 母さんは続ける。 「先ず第一の作戦だ。冬眠から醒めても、直ぐ人里に降りないこと。木の葉っぱが茂るまで山を下りない事。親子の単位、単独で行動

公彦 漆
2025年12月18日読了時間: 3分


「月の輪熊は、僕たちの仲間です」
母さんは、南のほうから聞こえてくる月の輪熊の「やまびこ通信」をキャッチしていたようだ。だから母さんの決意も早かった。 僕は、ヒロシのお陰で人間の言葉を少しは分っていたから、人間たちの作戦をキャッチ出来た。人間たちは、僕たちに何か恐ろしいことをしようとしていると。 だから母さんの考えには、大賛成だ。だけど、不安もいっぱいだ。 昔、狼が人間の手で、一匹残らず殺された事を考えると人間は残酷で恐ろしい。大きないくさになったら、武器を持たない僕たちは、負けてしまう。 だけど、人間の中にも、ヒロシの様な優しい人間もいる。 母さんは、僕には絶対に山から下りていくなと言いながら、今日も食料を求めて出かけていく。でもこの頃は、お腹いっぱいに蓄えてかえって来ない。 僕もおっぱいだけでは、お腹がいっぱいにならない。僕もいつまでも赤ちゃんじゃないから、食べ物を探しに行こう。 いつもの山道を歩いて、坂を下ると、直ぐ大きな道にぶつかった。人間の臭いがプンプンして来た。 ぼくは、勇気を出して、人間世界の入っていった。最初は怖ろしかった。人間の言葉もわかるようになって、母さんの

公彦 漆
2025年12月9日読了時間: 3分


「冬眠の洞穴にて」
母さんは、今年は父さんが帰ってこない洞穴で、寝付かれないとよく昔話や先祖の話をしてくれた。ぼくは母さんの昔話がだいすきだ。 遠い昔、アイヌも今のような人間もいなかった頃、熊とオオカミと鹿が争い合う以外は、もっともっと豊かな自然があって、しあわせな暮らしが永く永く続いていた。雪深い冬が来ると熊の家族は冬眠に入る。冬眠のお陰で熊は何千年も、この山奥で生きてこれたのだと、母さんは僕に言った。 母さんは、直ぐに僕を産み、春まで飲まず食わずで、うんこもおしっこもしないで雪解けの春を待ったという。僕はすっかり成長し、野山を駆け回る。母さんは、痩せてしまってふらふらになって、洞穴から出てくる。 そして直ぐに僕の餌を探しに春の山を駆け巡る。山里離れた、深い森の中で、家族を守る一番安全な生き方、これを続けることが一番大切と繰り返した。 母さんに抱かれて聞く昔話は、楽しい話ばかりは無い。洞穴の中では、退屈しなかった。自然の中で強く生きる知恵も、厳しく教えてくれた。 狼の話だけは怖かった。この山にも狼が居た。狼と熊は、いつも食いつ食われつの関係だったと言う。だけど、あ

公彦 漆
2025年12月9日読了時間: 3分


ヒロシと会って
暗くなってヒロシが一人になり、昨日と同じいい匂いがして来た。ヒロシの一人言が始まった。 ヒロシは、母さんが云うような恐ろしさをあまり感じない人間だ。僕はヒロシが、山の中で、一人で何を言いたいのか知りいと思った。 次の日も、その次の日も寝ぐらに帰らず、母さんの心配をよそに、人間の作った大きな道路でヒロシの後を付けた。勿論、昼間は危険なので、夜走り続けた。僕の鼻で、ヒロシに居場所はすぐ分った。 一生懸命、ヒロシの言葉に、聞き入った。そのうち、不思議にヒロシの言葉が段々分って来た。「ヒロシは山が好きなんだ」と分かった。 ヒロシは、どんどん山の奥まで入り込んだ。焚火には困ったが、いい匂いを嗅がせてくれた。 僕はヒグマだから、人間の言葉は喋れない。僕はヒロシに、これ以上ヒグマの世界に入り込むと、命を落とすことを伝えたいと思った。 突然ヒロシの臭いが途切れ、僕の前から居なくなった。何故か寂しい気持ちになった。 僕は、ヒロシのお陰で、人間の言葉がもっと知りたいと思って、母さんの言い付けを守らず、その後も人間を観に行くことに決めた。ヒロシに、又会えるかも

公彦 漆
2025年11月29日読了時間: 2分


言葉を持たない熊たちの運命どうなるか
毎日、テレビを観ていると加害者の熊と被害者の人間との戦いの構図が定着して、市中に出てくる熊は、政治と行政の介入で、全て殺処分しなけれならない方向となってきました。もったいなくも、とらえた熊は、穴を掘って埋めてしまうそうです。 熊の猟師は、山の神のおさがりとして、先ず「熊の胆」を取り出し、皮を剥ぎ、内臓、肉、血と分け、骨までも、人間が余すことなく活かしてきました。 先人たちは、自然の恵みとして頂き、恐ろしい熊に畏敬の念をもって、その領域たる山奥には、おいそれと近づかない距離感を維持してきました。 私は、そんなことを考えていた時、テレビ映し出される舗装道路を逃げまどって走る子熊と心配げな母熊の姿から、ふと言葉を持たない「熊の言い分」を聞いてやりたくなりました。 そうしたら、まだ薄暗い未明の布団の中で、子熊が夢に現れて来ました。そして熊の親子の日常が物語になって、どんどん頭から出て来ました。以下、その内容です。 「僕は、北海道の山奥で生まれたヒグマです」 母さんは、僕をヒグマの子供「ヒータン」と呼んでます。僕は、山の木の実をたくさん食べた母さんに抱か

公彦 漆
2025年11月20日読了時間: 3分


青葉の美しいアジサイの庭園
「今年は、猛暑でアジサイの花が焼けてしまって、見ごろの一カ月前に駄目になってしまった。せっかくでしたが、会長さんには申し訳なかったです」 毎年、楽しませてもらう厚別のお客様のアジサイ園ですが、今年は猛暑で、出かけていくのをためらっていましたところ、お電話を頂きました。私が...

公彦 漆
2025年9月30日読了時間: 2分


増田明美さん夫妻を発見
9月6日の就寝時から雨になり、翌朝7日日曜日の目覚めた頃は、まだしとしと雨が止まず、中止かとちょっぴり期待して電話をしました。「雨天決行、雨がっぱを用意しています。遅れず9時まで集合してください」ときっぱり言われました。...

公彦 漆
2025年9月23日読了時間: 3分


あんこのベイクドチーズケーキ
5月1日に初めて行った「ハービーアンツ」に今月6回も通った。車椅子の妻が、連れていけという。熱いコーヒーとランチのナポリタン、妻もコーヒーと日替わりランチだが、この二回は厚焼卵サンドが定番だ。年金生活には、結構財布に堪える。...

公彦 漆
2025年6月4日読了時間: 2分


増田明美に会いました
9月1日の日曜日、石狩市の主催で、石狩サーモンマラソンがありました。私は、石狩交通安全父母の会の会長で、妻と共通の友人の声掛けで、マラソンコースの車両誘導係というボランティアに参加致しました。 前日は、夜中からひどい雨でしたので、ちょっぴり中止になればいいなと悪い期待をし...

公彦 漆
2024年9月3日読了時間: 2分


臨時認知機能検査通知書
恥ずかしながら、今年6月6日に、南区の住宅街で、訪問先を探しながらのろのろ走っている時、後ろからサイレンが鳴って、パトカーがうしろに付いた。何かやったかと思って、車をとめると、婦人警官が窓ガラスをコツコツ叩き窓を開けろという仕草。...

公彦 漆
2024年7月22日読了時間: 2分


喜寿から傘寿のはざま
私の年齢の話で恐縮です。社の伊藤さんが、私の誕生祝に写真をくれました。まだ働けよと言う「押し」の気持ちに気をよくしています。 「死ぬまで現役」をかなり昔から、親、兄弟、子供、孫、仕事仲間にいつも話して来ましたし、今もその気持ちは変わっていない。まだまだ現役でいたいとの気持ち...

公彦 漆
2024年4月2日読了時間: 2分
bottom of page













