娘が開いた店
- 公彦 漆
- 5月2日
- 読了時間: 3分
五月一日、ナビを頼りに行ってみた、中々明るい感じの店だが、どうも店の名前が違うようだが引き戸を開けてみた。「佳奈子の店はこちらでしょうか」と尋ねると、女性の店員が「いいえ隣ですよ」と迷惑そうに答えたので。「すいません」といって、引き戸を閉め、隣を伺ったが、店らしい建物がない。
近寄ってようやく気づいた。ブロック塀に白地の板に黒字で「Herbee Antz」と書いてあるが、目立たない。
もうかなり古い住宅でアルミサッシ引違戸の玄関でよく見ると、何やら店舗らしい雰囲気を作っている。
ガラガラと開け、「ごめん下さい」というと、若い女性の明るい声が飛んできた。妻の車椅子をみて、手伝い始めた。前向きだと入らないので、後ろ向きに入れ替えて、ようやく店内に入った。
中は、店舗らしくデザインされて、テーブル椅子が数台あり、10人以上のお客が入れそうだ。
先ずコーヒーを頼んだ。店員さんが「ここのコーヒーおいしいんですよ。私も大好きなんです」
といって置いた。私には黒っぽい大き目のカップ、妻には白っぽい花柄のカップにエスプレッソ風のコーヒーだった。茶色っぽい角砂糖3個、ミルクは触るとあったかい。角砂糖は、もう数十年喫茶店で見たことがなく、懐かしい。ひと啜り、おいしいと妻にささやいた。
ランチメニューで、私はナポリタン、妻は唐揚げと目玉焼きが乗った親子どんぶり、確かに親子だ。
店長が、現れた。私よりずっと背が高い。明るく元気で、なつっこい笑顔が素晴らしい。娘が惚れた相棒である。初対面だが、私も一目惚れした。 娘は、週に一回ぐらい顔を出すだけで、店長が取り仕切っているようだ。店長が作る「おはぎ」は評判とのことで、持ち帰りをたのんだ。
ランチが出て来ました。熱々のナポリタンは、いい味だ。私は、スパゲッティと言われた時代から、ナポリタンが大好きだが、札幌でこんなに美味しいナポリタンは初めてだ。
さて、娘が開いたこの店は、古い空き家改修で、この小さな店をオープンした。自宅の近くで、家賃は安いが、改修費が自腹だ。
この店に興味のある方はどうぞいらして下さい。朝九時から始まるモーニングセットは、お腹いっぱいになるそうです。私はまだ頂いていません。
住所は北区拓北5条1丁目1-17 水曜定休です。011-792-6607にご確認下さい。
今年一月以来、ブログをご無沙汰しておりました。妻のコロナ罹患入院、私もコロナ疑いの風邪、激しい腰痛などで、机に向かうことが出来ない日々が続きました。
娘のアドバイスでスマホの無料腰痛対策、大腰筋の付け根をしっかり揉むと良いというので、実行、一週間ほどで痛みが取れました。かかりつけの整形外科、整体院を通い続けたのは何だったのか。兎も角、四月に入って完治しました。娘に救われました。


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