増田明美さん夫妻を発見
- 公彦 漆
- 9月23日
- 読了時間: 3分
9月6日の就寝時から雨になり、翌朝7日日曜日の目覚めた頃は、まだしとしと雨が止まず、中止かとちょっぴり期待して電話をしました。「雨天決行、雨がっぱを用意しています。遅れず9時まで集合してください」ときっぱり言われました。
私は、昨年に続き二回目の「石狩サーモンマラソン」の参加でした。もちろん奏者ではなく、交通整理の係り員です。スタッフジャンパーと、紅白の旗を持って持ち場に向かいました。
今回も、持ち場の責任者の石狩交通安全母の会の菊池会長ご厚意で、車椅子の家内にも旗振りをさせて貰いました。少しでも社会参加をとの配慮でした。長く古くからの友情です。
朝、家を出る頃には、何故か雨が上がり、50名くらいの女性方と少々の男性方、諸注意を頂、花川のメイン通りを南北に一列、両側に点々と並びます。
レースの後半の配置の為、中々先頭が見えてこない。スタートから数十分過ぎて、先頭の若者が通り過ぎ、さすがいいスピードで過ぎていく。その後少しずつ固まりがきて、まだ本気度の高い中年層、若い女性たちも多い、カップルもちらちら。
次は、疲れが見える大集団が続く。私も交通整理を忘れて、思わず応援の声が出る「がんばれ、がんばれ」「いいぞ、いいぞ」「もうすぐ、ゴール」など、それに対して、「ありがとう!」「ご苦労さん」などの声がどんどん返ってくる。
そこにひときわ大きな声が返ってきた。「ご苦労様! ありがとう」いっぱいの笑顔の増田明美だ。ランナーに囲まれながら、小柄で少しふっくらした笑顔で私に視線をおくってくれた。
若い時、テレビで見た増田明美はすごかった。あの小柄な体格で、日本の陸上界のスターに上り詰めました。しかし私の記憶は、テレビ中継で、増田明美がレース半ばで急に足が止まってはいれなくなって、路肩に崩れそうになった姿が残像となって彼女の姿はそれっきり拝見することはなかった。
彼女が解説者となって、私の前に現れた。独特解説で、茶の間に登場、大人気。こんな才能が有ったのかと感嘆。しかしその裏に大変な努力も伺い知ることができました。
スポーツ解説者は多いが、おもしろくて為になる解説者はなかなか居ない。
2~3分後に、「増田明美の夫です」のゼッケンのランナーの後ろ姿を発見、見過ごして仕舞いました。やっぱり今回も夫婦で来てくれていたことを知りました。夫唱婦随の逆だが、まあいっか。
素人が交通整理をしていると、車が「静止の旗」を無視して、無理くり横断しようとする車を止めることは、爺さんばあさんの「にわかガードマン」には難しい。相手の善意にお願いするしかないのだが、いったん車を止めて、マラソンをいっしょに楽しむ余裕を持ってほしいものです。あなたも来年、増田明美に会いに来ませんか。交通整理に参加すると、お昼は、佐藤水産の鮭とかにのそぼろ弁当があたります。日当は無し。

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