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私の町内会活動

10月15日
読了時間: 3分

今年80歳にして、町内会の役割を始めて、引受けました。町内会の最小単位の「班長」です。班は19世帯で、19年に一回回ってくることを始めて知った。19年前に班長だったとは記憶にないので、妻に聞くと、「ずっと私がやってきた」と口をとんがらかす。

 最初の仕事は、年度始めの町内会費の集金とのこと。新しい集金袋を持参して、一戸一戸挨拶しながら回る。

 「奥さん元気ですか」「惠子さんの旦那さんですか」とあちこちから声がかかる。当然、私の顔は、向こう三軒と両隣ぐらいにしか知られていないと自覚した。

 昭和51年に、道営三角屋根ブロック住宅団地に入植して以来、サラリーマンの時代も、建設業で独立後も、朝早く出勤して、夜中に帰宅する人生でした。土日、祭日は重要な稼ぎの日でありました。息子が後継ぎを申し出してくれたのが、数年前、ようやく肩の荷が下りた。

町内会活動は、清掃活動に始まって、花壇創り、防災講習など、殆ど土曜、日曜の朝早い時間帯に行われる。町内の方と顔を合わせることがほとんどなかった。

日曜日の朝、竹ぼうきやスコップを持って、集まってくる人たちを横目に、車の運転席で車窓ぎりぎりに眼を出して、足早やに車を出した。妻が私の変わりに出ているのも知らなかった。


そんな中、「班長の役割」が突然回ってきた。妻は車椅子生活なので、逃げられない。「班」の組織を束ねる「地区長」がやってきて、町内会活動の概要を説明しに来られ、年度始めの四月、総会に初参加した。ほとんど知らない人で、挨拶も出来ない。一番後ろの席にそっと座った。

その中にうちの会社の「H君」の父親が居て、声を掛けてくれた。味方に会えたようで、ほっとした。町内会の会計部長だ。町内会の古株のようで、頼もしい。

町内会費の集金は、想像以上にスムーズで一週間もかからず、全員自宅に届けてくれた。ありがたかった。幸い会費不払いを主張する人はいなかった。

春の町内道路公園の清掃、花壇づくり、防災講習会、敬老の日祝賀会、殆ど参加した。残念ながら、参加者が多いとは言えないが、皆さん年齢に関係なく元気で前向きだ。


仕事を離れて、新しい友達が出来た気分だが、まだ名前と顔が一致しない。家の前を散歩するカップルが声を掛け、笑顔で挨拶をしてくれる。私も笑顔をお返しする。新鮮な気持ちだ。

町内会の崩壊が報道で取りざたされる昨今だが、以前体験したボランティア活動と違って、拘束も使命感もない付き合いで、気楽だ。あるのは助け合いの心意気だけだ。

写真は、敬老の日に75歳以上無料の昼食会だ。過去最高の60人以上の参加と発表があった。席の周囲の皆さんとは、楽しく会話がはずみ、惠子さんを知る人が、笑顔で次々と声を掛けてくれて、妻もごきげんで、心弾む時間であったと思う。

ビンゴ大会では私ども夫婦で二つのビンゴを当てた。結構くじ運には、いつも強い。昔、洗濯機を当てたことを思い出した。


さて、皆さんの町内会はどんな塩梅ですか。良く「遠くの親戚より近くの他人」と云いますね。「町内会、ばかに出来ません」と悟りました。



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