節分の豆まきは、立春の前日となっています。我が家でも、孫たちを相手に恒例の豆まきをしました。
二番目の孫と話しながら、はっと思いました。何故豆まきか、そうか豆まきは、春の種まきの象徴ではないのか。早速ネット検索、しかし種まきの記述はありませんでした。
昔の暦では、節分は季節の変わり目は年4回、春夏秋冬あったが、節分立春だけが庶民の祭り行事として残ったのは、やはり春の喜び、種まきの大事な季節に結び付くとして、私たちの心に残ったのではないかと思う。
鬼に豆をぶつけるのは何か。当然、豊作祈願ですね。作物が病気にならないよう、水害に遇わないよう、家族が一年健康に過ごせるようなどの祈願を込めて、鬼に豆をぶつける。
そして立春を迎え、農作業が始まる。
暦は、大陸から渡ってきたが、豆まきの行事は、日本の風土が生んだ日本的な文化と思う。
孫たちは、代わりばんこに鬼の仮面をかぶり、無邪気に豆をぶつけ、拾う。いつからピーナッツを蒔くようになってしまったのか。ほとんど昔のように煎り大豆は使わない。
「年の数だけ食べるのよ」「ピーナッツ一個は、豆二個」というと、孫たちからブーイングが出る。
家内も孫たちに負けじと、「鬼は外」とピーナッツを孫にぶつける。あまり動かないはずの右手が、頭の上から伸びている。
息子が仕事の帰りに買ってきた様々な種類の豆の袋を開けて、にぎやかに豆菓子の節分パーティとなった。鬼を忘れて、これが「服は内」ということか。
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