内地の親戚からは、夏が始まる前から暑い!暑い!の悲鳴が届き、北海道に居ても、近年の暑さに、今年は大変だろうと身構えていました。
私も昨年、孫子供に勧められエアコンを入れました。寝室には窓用のエアコンを譲り受け、取付けました。確かに寝苦しい夜もあったので、良かったです。今年はエアコンが大活躍するかと思っていましたが、今年は、じめっとした日に除湿モードで入れると寒いと家内が云い、嫁さんもエアコン付けているのかと、私を咎める位、全くエアコンの出番がなかった。
何たる異常気象かと、テレビの気象予報士に毎晩文句をつけていました。
リフォームのお客様からも春から、前代未聞の注文が舞い込んで、町の電気屋さんみたい忙しい充実した仕事をしましたが、あまり良いことをしたという実感の無い夏でした。
さて、皆様、果たして道民にエアコンは、必需品か。「節電を止めて暑い時にはエアコンをつけ、熱中症を予防しましょう」というテレビの報道に、ちょっと待ったを掛けて、エアコン無しで、快適に過ごす工夫をしませんか。
最近、私は北海道の作家、倉本聰さんの「貧幸のすすめ」に少しはまっています。これは、私達高齢者が、戦後から昭和の時代の貧しくとも心豊かに過ごせた時代に立ち返って、日本人に原点回帰を促す呼びかけです。
私の畑の報告です。前回に、ずぼらな性格が祟って、私の畑は、雑草と野菜が共存していることを恥ずかしながら報告致しました。
「メロン」が大中小3個熟しました(写真)、甘味はほどほどで、社員と家族で試食出来ました。苗屋さんが「一番簡単です」と進めてくれました。種から育てたトマトが数十個ようやく色付き始めました。畑で、ガブリと行きたいですね。苗屋さんの「キュウリ」にうどん粉病が付いていて、ほぼ全滅でした。かろうじてできたキュウリも皆いびつな形で、来年のうどん粉病対策を習う必要があります。
「なすび」も伸びていますが、実が少ない。難しい、やはり肥料が少なかったか。「枝豆、トウモロコシ」は小ぶりながら、ビールのお伴になりました。
「カボチャ」は、受粉のタイミングが分からず、全滅か、それとも、雑草が枯れて、一個くらい実をつけて顔を出してくれるか、淡い期待です。
幸い、息子夫婦の畑から、家内の古くから畑好きの友達から入れ替わり立ち代わり、野菜が運ばれてきて、我が家の食卓は、露地野菜の香りが溢れて、幸せいっぱいです。
さて、妻の話です。妻が脳梗塞の入院から生還して、デイサービスセンターにお世話になり半年で歩行できると言われて2年半経過し、この間歩行機能は、回復どころか車いす生活を勧められる始末となりました。私の認識も甘かった。早く気が付けばよかった。
厚労省が介護業界と仕組んだ巨大な官民一体の介護産業の罠に嵌まった。妻は、このままだとゆるやかに、足の機能が衰え、施設への依存度を高めて、病院で死を迎える。畳の上で死なせてやれない。国が敷いたレールから命がけで脱線を企てるしかないことに覚悟を決めた。
令和4年9月6日 漆 公彦
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