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執筆者の写真公彦 漆

一本の木蓮


私の家に母の植えた木蓮の木があります。成長が早く、過去何回も幹を切り、枝を払って来ましたが、狭い庭に相応しくない太さになって、今や二階を越える高さです。


 このところの酷暑に参って、一日休ませて貰い久しぶりに庭におりました。木蓮の根元に入るとすっぽり木陰の中、えらく涼しい。根元の土を触ると湿ってひんやり冷たい。

 真夏の太陽は、頭の上にあり、木陰が南の窓に影を作るまでは出来ないが、木蓮の茂みを抜けて来る風は、幾分涼やかでやわらかく心地いい。


 家内は数年前から、横の桜を残してこの木を切って欲しいと言ってきましたが、切らなくて良かったと、今年は家内に言っております。

 木蓮は、落葉樹なので、家の中に入る冬の日差しを邪魔しませんので、天然のエアコンと、自慢出来ます。

ついでに申し上げると、昔苦労して作った池が庭の真ん中にあります。孫達がめだかを買っています。この池も夜のひんやり効果があります。


今年の暑さは、昼夜扇風機を回しても、エアコンなしは根を上げるかも知れませんが、息子家族は、要らないと言います。我が家もいつまでエアコンなしで貫けるか。年を追うごと厳しさを増す、夏の暑さが気がかりです。


 コロナ問題は、まだ解決途上ですが、ワクチン接種が進んで、治療薬が開発されていくと、近い将来には、明るい展望が開けると感じます。

しかし、次なる世界的課題は温暖化、異常な熱波、アメリカやシベリアの山林火災の広がりにどうしようもない不安を覚えますが、いかがでしょうか。


 エアコンを世界中の人々が欲しがったらどうなるかと考えると恐ろしい。

 やはり、エネルギーを消費せず、涼しい家作りをしましょう。今までは暖かい家作りが私共の使命でしたが、そこに夏涼しい住まい、省エネ、エコでなければならない。


 先ずは、庭に木を植える事を見直したい。緑のカーテン皆様、いかがですか。 

 私のテーマは、涼しい夏を過ごすリフォーム、皆様一緒にお考え下さい。






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