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執筆者の写真公彦 漆

ウクライナ問題と私の庭


ウクライナが世界屈指に穀倉地帯とは、恥ずかしながら知らなかった。私は、小中学校時代、社会科の地理が大好きで、これだけはテストの成績はいつも高得点だった。休み時間には友達と地図帳を広げて、世界の果ての町の地名を探す遊びをしていた。

教材の白地図には、色鉛筆で国境を線引きして、様々な記号を入れ、緑、茶色、水色の濃淡をつけて山、海、平野完成させ、みんなに自慢していた。


 思えば、そのころロシア、ウクライナ、ベラルーシ、バルト三国などという国は無かった。ソビエト社会主義共和国連邦だけを憶えていました。ベルリンの壁が壊され、ソビエトは国家の崩壊を余儀なくされ、現在の東欧諸国が出来ましたが、身近な問題としての意識はありません。


 ウクライナの小麦、トウモロコシが、日本人の台所を直撃する因果関係を実感し、食料危機の恐怖に繋がるまで、一か月くらいかかったのではないでしょうか。

 そこで、遅い雪解けの庭を眺めながら、私達家族たちは野菜増産計画に本気を出すことを話し合いました。野菜が高くなるだけでなく、野菜を自由に食べられなくなく、当面の危機です。


 今年は、春から、雪が降るまで野菜は自給自足にしていく。初年度は、100%は無理でも日本の食料自給率45%を越えて、50%以上にする。多分それだけでも食費は、かなり節約できるのではないかという計算です。


 我が家は、増築部を入れて建坪が約25坪で、それ以外の空間は57坪程ですが、駐車スペース、ウッドデッキなどを差し引くと、菜園・植栽・メダカの池スペースは35坪くらいでしょうか。家庭菜園の可能面積は20坪です。

先ず、家庭菜園の品種を、食料野菜重点とする。花・植栽を減らして、農地にすることで、菜園を25坪に広げる計画を立案。


 実は、同居の息子夫婦は、10年程前から近くの農家から土地を借りて菜園を作っています。最近は結構な収穫で、夏場の家計を助ける所まで来ています。ここは期待出来ます。

 今は、蕗の薹が食べごろで、次は山わさびを掘り、夏はチューブわさびは使いません。

まもなくアスパラが太い茎を伸ばし、食用野菜がいろいろ出てくる。アサズキ、フキ、ニラ、ネギなどの宿根野菜です。春は、これらを楽しみながらも、自給自足には程遠い。


 GW迄に、畑を耕し、市販の苗を植えます。トマト、キュウリは、種も蒔いて秋まで収穫収穫します。

ほうれん草などの葉物野菜の種を蒔き、比較的早く食卓を賑わすことが出来ます。葉物は、何回も刈り取れます。じゃがいも、カボチャ、スイカも慣れれば出来ます。

トウモロコシ、カブ、大根などに進み、白菜、キャベツが出来れば越冬用漬物も十分出来ます。

 

同時に肥料も研究します。手っ取り早く化学肥料と農薬に頼るか、廃棄野菜で腐葉土を作ることで安心安全健康に直結します。

続きは次回です。



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