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執筆者の写真公彦 漆

もうすぐお正月


過日、あの渡邊恒雄さんが亡くなられた。郵便受けにちらっと見出しが見えて、ぐらっときた。何歳かと思った。

私は、彼の戦争体験を聞いた時から、彼が好きになった。世間の評判はどちらかというと芳しくないが。

こころの奥底にある純粋さと反骨、誤解を恐れず一途な精神を貫いていく人と信じた。従って、読売新聞を長く愛読して長い。もうこの新聞無しに生きられないかも。時々「文藝春秋」に登場するので、これも定期講読するようになってしまった。  

ご本人亡きあと、読売新聞が変わってしまうのではないかと心配している。そういえば、100歳過ぎまでの長寿、中曽根さんが亡くなった時も、そんなことを考えた。自民党は変わっていくのではないか。やっぱり自民党は、かくも変わってしまった。妻の故郷出身の反主流石破さんに期待をかけたが、どうもその望みは、絶たれそうだ。

どうも、「政党より人物直視で選ぶ」でこの5年位は投票に行くが、更にその選択が難しい。「誰にも入れたくない、この爺がやる」と。政治の話はこの位で。


さて皆様、年末のご挨拶を申し上げます。本年も私の世間話にお付き合いいただき、有難うございます。

今年の最後に、現場に顔を出しました。石狩市八幡の高岡地区で、築50年を過ぎる専業農家の内外リフォーム工事です。

年の瀬ギリギリまで、屋根、外壁、外窓、玄関の工事を終えまして、床の下地合板も仕上がりました。年明けは、雪の中でも、内部の工事は、影響なく進められそうで、予定通りの工事で、安堵しました。監督、大工さんはじめ職方皆さんの頑張りに感謝です。

写真のように内部の壁をはがした様子は、さすが50年前の工法で、私が建築に身を置く少し前の知らない世界を学ぶことが出来ました

施工主は、ミニトマトのハウス栽培中心の専業農家です。

ご家族は、ご夫妻、農業研修中の息子さん、バイクを乗りまわす娘さんの4人家族で、誠に仲良く明るいご家族で営農しています。皆様しっかり農業を後継していくとのことで、頼もしく心底見習いたい思いです。

日本の農業の未来を悲観する向きもありますが、元気づけられます。


もう一つ、私の個人的問題です。この一年、私は24時間妻を介護する生活に慣れてきた。週二回、朝8時過ぎ、妻をデイサービスの送り出し、夕方4時過ぎの帰宅まで、ささやかな自由時間もある。

取り立てて持病があるという訳でもなく、五体満足に動くので、近所の皆さん、妻の友人などが私に「ご主人は、よくなさいますねえ、大変でしょう、ご立派です」と愛想を言ってくれる。それには、「いやいや、全然大変じゃないですよ、毎日楽しくやっていますので、お気になさらず」と、さらり答える。以下、次号にて、続けます。皆、よいお年を!!






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